AIエージェント「Manus」がスタートアップ向けに大型支援プログラムを開始
中国発の汎用型AIエージェント「Manus」を提供するButterfly Effect社が、スタートアップ企業向けの大規模支援プログラム「Manus for Startups」を開始しました。
プログラムの概要
このプログラムでは、対象となるスタートアップ企業に対し、Manusチームプラン(最大20シート)を6ヶ月間無料で提供します。さらに初月には19,900クレジット(約100タスク分)がボーナスとして付与され、通常4,680ドル相当のサービスを無償で利用できます。
申し込み条件
プログラムへの申し込み条件は以下の通りです。
- 設立5年未満の企業
- 総額50万〜5,000万ドルの資金調達実績
- パートナーVCまたはアクセラレーターの支援を受けていること(推奨要件)
- Manusの新規利用者であること
申し込みは随時受け付けており、簡単な申請フォームの提出後、審査を経て承認されれば、アカウントとボーナスクレジットが提供されます。
Manusがもたらす開発効率の向上
Manusは単なるAIツールではなく、開発者の強力なパートナーとして機能します。コードの自動生成やデバッグ、APIドキュメント作成などの開発業務から、タスク管理、競合分析、議事録作成まで幅広い業務を自動化できます。
同社は「小規模チームが大規模チームのように動ける」環境を提供することで、スタートアップ企業がより迅速に製品を出荷し、効率的にスケールできるよう支援するとしています。
Manusについて
Manusは2025年3月に発表された完全自律型AIエージェントで、中国のスタートアップButterfly Effectが開発しました。ユーザーの指示を受けて自律的に思考・計画・実行できる点が特徴で、AIアシスタントの性能評価基準であるGAIAテストでは、OpenAIのDeep Researchを上回る結果を記録したとされています。
現在、Notion、GitHub、Slack、Google Calendar、Stripeなど50以上のサードパーティアプリケーションと連携可能で、複数のタスクを並行処理できる点が強みとなっています。
問い合わせやパートナーシップに関する詳細は、[email protected]まで連絡することで確認できます。