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AIエージェント「Manus」がスタートアップ向けに大型支援プログラムを開始

AIエージェント「Manus」がスタートアップ向けに大型支援プログラムを開始

2025年10月10日 CoAI編集部 キャンペーン

中国発の汎用型AIエージェント「Manus」を提供するButterfly Effect社が、スタートアップ企業向けの大規模支援プログラム「Manus for Startups」を開始しました。

プログラムの概要

このプログラムでは、対象となるスタートアップ企業に対し、Manusチームプラン(最大20シート)を6ヶ月間無料で提供します。さらに初月には19,900クレジット(約100タスク分)がボーナスとして付与され、通常4,680ドル相当のサービスを無償で利用できます。​

申し込み条件

プログラムへの申し込み条件は以下の通りです。

  • 設立5年未満の企業
  • 総額50万〜5,000万ドルの資金調達実績
  • パートナーVCまたはアクセラレーターの支援を受けていること(推奨要件)
  • Manusの新規利用者であること

申し込みは随時受け付けており、簡単な申請フォームの提出後、審査を経て承認されれば、アカウントとボーナスクレジットが提供されます。

Manusがもたらす開発効率の向上

Manusは単なるAIツールではなく、開発者の強力なパートナーとして機能します。コードの自動生成やデバッグ、APIドキュメント作成などの開発業務から、タスク管理、競合分析、議事録作成まで幅広い業務を自動化できます。​

同社は「小規模チームが大規模チームのように動ける」環境を提供することで、スタートアップ企業がより迅速に製品を出荷し、効率的にスケールできるよう支援するとしています。

Manusについて

Manusは2025年3月に発表された完全自律型AIエージェントで、中国のスタートアップButterfly Effectが開発しました。ユーザーの指示を受けて自律的に思考・計画・実行できる点が特徴で、AIアシスタントの性能評価基準であるGAIAテストでは、OpenAIのDeep Researchを上回る結果を記録したとされています。

現在、Notion、GitHub、Slack、Google Calendar、Stripeなど50以上のサードパーティアプリケーションと連携可能で、複数のタスクを並行処理できる点が強みとなっています。

問い合わせやパートナーシップに関する詳細は、[email protected]まで連絡することで確認できます。

CoAI編集部

AI分野の専門ライター