OpenAIは2026年9月29日、開発者向けの年次イベント「DevDay 2026」を開催しました。目玉は新モデル「GPT-6.1 Sol」で、ほかにもエージェント開発やCodexに関する発表が相次ぎました。
GPT-6.1 Sol:上位モデルに近い性能を5分の1の料金で
GPT-6.1 Solは、エージェント型のコーディング、コンピューター操作、専門業務において上位モデルのGPT-6 Astraに迫る性能を持ちながら、標準料金をAstraの5分の1に抑えたモデルです。
- API料金は100万トークンあたり入力2ドル、出力10ドル
- キャッシュされた入力は0.10ドルで、GPT-6 Solの0.20ドルから半額に
- コーディング評価「DeepSWE v1.1」で75.2%(推論強度High)。GPT-6 Solの最大設定(68.8%)を上回る
- PC操作の評価「OSWorld 2.0」のオフラインセットで71.4%(Astraは73.5%。いずれも推論強度は最大)。タスクあたりのコストはAstraの約7分の1
OpenAIは、品質を最大限に高めたい場面ではAstraを、繰り返し実行したい複雑な作業にはGPT-6.1 Solを使い分けるよう勧めています。
GPT-6.1 Solは、ChatGPT Work、Codex、API(モデル名:gpt-6.1-sol)で利用できます。
そのほかの主な発表
- Codex Cloud:ノートPCを閉じた後も、ほかの端末からタスクを続行できる
- Agents API:ホスト型の実行環境、メモリ、マルチエージェントを備え、公開ベータとして提供
- コンピューター操作:エージェントが画面操作を通じてソフトウェアを扱える
- Dots:アプリと連携し、クラウド上で動き続ける常駐型のエージェント
- ChatGPT Space:チームとエージェントが共同で作業する共有スペース
- Ultrafast mode:生成速度を大幅に高める有料オプション
- Sign in with ChatGPT:他のサービスにChatGPTのアカウントでログインできる仕組み
インフラ面では、APIが最初のトークンを返すまでの時間が45%短縮され、ツール呼び出しも30%以上高速化したとしています。
CoAI編集部の視点
GPT-6.1 Solは、高性能なモデルを日常的に使える価格に近づける更新です。ChatGPTやCodexを業務で使っている場合は、作業の内容に応じてモデルを選び分けることで、コストと品質のバランスを取りやすくなります。また、Agents APIやDotsの登場で、ChatGPTは対話するだけのツールから、仕事を任せられるエージェントへと役割を広げつつあります。
