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2026年2月7日版 OpenClaw対応VPS徹底比較 – おすすめの日本・海外サービスの特徴と選び方

2026年2月7日

自律型AIエージェント「OpenClaw」が、2026年2月に入り国内主要VPSサービスで相次いで対応を開始しました。この記事では、OpenClawを24時間365日稼働させるための最適なVPS選びについて、日本と海外のサービスを徹底比較します。

OpenClawに必要なシステム要件

OpenClawを安定稼働させるには、適切なリソースが必要です。

最小構成(テスト用)

  • CPU: 1〜2 vCPU
  • メモリ: 2GB
  • ディスク: 40〜50GB SSD

用途: 軽量な短期利用に限定

推奨構成(業務利用)

  • CPU: 2 vCPU以上
  • メモリ: 4GB以上
  • ディスク: 50GB以上 NVMe SSD

用途: 複数エージェントの並列実行、ブラウザ制御、長時間実行

日本国内のOpenClaw対応VPS

ConoHa VPS byGMO

2026年2月5日からOpenClaw用スタートアップスクリプトの提供を開始し、複雑な設定なしで自動的に実行環境を構築できます。

料金プラン(36ヶ月契約時)

  • 2GBプラン: 月額751円〜
  • 4GBプラン: 月額1,082円(通常3,969円から72%OFF)
  • 12GBプラン: 月額1,851円
  • 初期費用: 無料

特徴

  • まとめトクで長期契約割引が適用
  • 時間課金との自動切り替えで最安値を実現
  • SSL国内シェアNo.1の証明書サービスと連携可能

HP:ConoHa VPS

Xserver VPS

2026年2月6日からアプリイメージ「OpenClaw」を追加し、申し込み時に選択するだけで自動インストールが可能です。

料金プラン(36ヶ月契約時)

  • 無料お試しプラン: 月額0円(4GB RAM / 3 vCPU / 30GB SSD)
  • 2GBプラン: 月額990円(3 vCPU / 50GB NVMe SSD)
  • 6GBプラン: 月額1,700円(4 vCPU / 150GB SSD)

特徴

  • 日本語サポート完備(電話・メール・チャット)
  • パケットフィルターが標準でON
  • ISMS(ISO/IEC 27001)・プライバシーマーク取得
  • SSHトンネル経由での安全なダッシュボードアクセスを強く推奨

セキュリティに関する重要な注意

Xserver VPSの公式アナウンスでは、OpenClawのダッシュボードをインターネット上に直接公開しないよう警告しており、SSHトンネル利用を強く推奨しています。

HP:Xserver VPS

KAGOYA CLOUD VPS

日額課金制で月額上限が設定された柔軟な料金体系を採用する国内VPSサービスです。2GBプランが月額770円で利用でき、Ubuntu 24.04 LTS対応で日本企業による日本語サポートが受けられます。

​料金プラン

  • 2GBプラン: 日額28円・月額上限770円(2コア / 200GB NVMe SSD)
  • 4GBプラン: 日額63円・月額上限1,760円(4コア / 600GB NVMe SSD)
  • 8GBプラン: 日額122円・月額上限3,410円(6コア / 800GB NVMe SSD)
  • 16GBプラン: 日額279円・月額上限7,810円(8コア / 1000GB NVMe SSD)
  • 32GBプラン: 日額719円・月額上限20,130円(12コア / 1600GB NVMe SSD)
  • 初期費用: 無料

特徴

  • 業界No.1のコストパフォーマンス: 日額課金制により、使った日数分だけの支払いで済み、月額上限に達しても使用制限がかかりません
  • 全プランNVMe SSD採用: 新基盤採用により読み込み・書き込み性能が大幅向上し、高速なストレージ環境を提供
  • 365日サポート体制: 電話・メールによる問い合わせ対応を365日体制で提供し、初心者にも安心
  • 豊富なOSテンプレート: 環境構築がすぐにできる便利なOSテンプレートを活用でき、OpenClawのセットアップもスムーズ
  • 柔軟なカスタマイズ性: ISOイメージ利用、スナップショット、停止なしのスケールアップ、ロードバランサーなど高度なカスタマイズが可能
  • 充実したセキュリティ機能: SSH接続用ファイアウォール設定のテンプレート化など、セキュリティ関連機能が充実
  • バックアップ機能: スナップショット機能により、1日10GBまで4.2円(税込)でバックアップ可能
  • ​Docker対応: VPS+Dockerでコンテナ開発環境を構築でき、OpenClawの運用に最適​

OpenClawでの推奨プラン

  • 個人利用・4人以下の同時接続: 2GBプラン(月額770円)
  • ​小規模チーム・5〜10人同時接続: 4GBプラン(月額1,760円)
  • ​業務利用・複数エージェント並列実行: 8GB以上のプラン推奨

実際の導入事例

2026年2月2日に、実際にKAGOYA VPS上でOpenClawの導入に成功した事例が報告されています。SSH接続からNode.js v22のインストール、OpenClawのインストール&オンボーディングまでスムーズに完了しています。

HP:

サーバーレス・エッジコンピューティング

Cloudflare Workers(Moltworker)

2026年1月28日にCloudflareが公式に「Moltworker」を発表し、OpenClawをCloudflare Workers上で動作させる環境を提供しています。

料金プラン

  • Workers Paid プラン必須(Sandbox機能のため)
  • R2ストレージ(永続化用、オプション)
  • AI Gatewayと組み合わせて統一課金も可能

特徴

  • VPSではなくサーバーレスプラットフォーム上で実行​
  • エッジセキュリティと低レイテンシーを実現
  • ​グローバル分散配置による高速アクセス
  • Cloudflare Accessによる認証保護が標準で設定可能
  • Dockerやインフラ管理が不要

デプロイ方法

npm run deployコマンドで数秒でデプロイ完了。初回アクセス時に1〜3秒のコールドスタートが発生する場合がありますが、その後は高速です。

向いているユースケース

  • SlackやDiscord統合のみで十分なユーザー
  • サーバー管理を一切したくないユーザー
  • グローバルなエッジパフォーマンスを重視するユーザー

セキュリティ設定

Cloudflare Accessを使用して管理UIを保護し、メールまたはOAuth認証を必須化できます。/_admin/や/api/などのパスを保護する設定が推奨されます。

海外のOpenClaw対応サービス

ワンクリックデプロイ対応

BoostedHost

OpenClaw専用VPSホスティングのトップピック。事前インストール済みで最適化されたサーバーサイズを提供し、ファイアウォール、SSH、トンネル設定などのセキュリティデフォルト設定が完備されています。

DigitalOcean

OpenClaw専用の1-Clickデプロイボタンを提供。ファイアウォールツール、SSH鍵設定、予測可能な価格設定が特徴で、月額24ドル〜。

Railway / Northflank

ブラウザ完結型のワンクリックデプロイに対応し、月額5〜10ドル程度で利用可能。

コストパフォーマンス重視

Hostinger VPS

予算重視のユーザー向けで、ルートアクセスと安定性を提供しながらも競争力のある価格設定。

Oracle Cloud Always Free

ARM環境で最大4 OCPU / 24GB RAMが無料で利用できますが、容量確保や登録が困難な場合があります。

エンタープライズ向け

Alibaba Cloud Simple Application Server

ワンクリックテンプレートとグローバル展開をサポートし、エンタープライズ級のネットワークとセキュリティツールを提供。

その他の対応VPS

以下のサービスもDocker対応でOpenClawの運用が可能です。

  • Fly.io
  • Hetzner
  • Google Cloud Platform (Compute Engine)
  • exe.dev(VM+HTTPSプロキシ対応)
  • AWS(EC2/Lightsail/無料枠)

サービス選びのポイント

用途別の推奨サービス

セットアップの手軽さ重視

  • 国内: Xserver VPS(無料プランでお試し可能)
  • 海外: BoostedHost、DigitalOcean

コストパフォーマンス重視

  • 国内: KAGOYA CLOUD VPS(月額770円)
  • 海外: Hostinger VPS、Railway(月額5〜10ドル)

業務利用・安定性重視

  • 国内: ConoHa VPS 4GBプラン(月額1,082円)
  • 海外: Alibaba Cloud(エンタープライズ向け)

完全カスタマイズ重視

Vultr、Kamatera、Linode、AWS Lightsail(手動セットアップが必要)

セキュリティ面での注意点

OpenClawはWebベースの管理画面を持つため、設定に不備があると第三者から不正操作されるリスクがあります。以下の対策が推奨されます。

  • パケットフィルターを必ずONにする
  • ダッシュボードは直接インターネットに公開しない
  • SSHトンネル経由でのアクセスを利用する
  • 必要な時だけポートを開放し、作業後は閉じる

コスト試算

国内VPS(月額)

  • エントリー: 770円〜990円(2GBプラン)
  • 推奨構成: 1,082円〜1,700円(4GB以上プラン)
  • AI API使用料: 月額5〜150ドル程度が別途発生

海外VPS(月額)

  • エントリー: 5〜10ドル(Railway等)
  • 標準: 24ドル〜(DigitalOcean)
  • 無料枠: Oracle Cloud(ただし制限あり)

まとめ

2026年2月に入り、ConoHa VPSとXserver VPSが相次いでOpenClaw対応を開始したことで、日本国内でも手軽に自律型AIエージェントを24時間稼働させる環境が整いました。

初めてOpenClawを試すなら、Xserver VPSの無料プランまたはKAGOYA CLOUD VPSの月額770円プランがおすすめです。業務利用で安定性を重視するなら、4GB以上のメモリプランを選択しましょう。

海外サービスでは、BoostedHostやDigitalOceanのようなワンクリックデプロイ対応サービスが、セットアップの手間を大幅に削減してくれます。

どのサービスを選ぶにしても、セキュリティ設定を適切に行い、SSHトンネル経由でのダッシュボードアクセスを徹底することが重要です。

CoAI編集部

AI分野の専門ライター