Meshy(メッシー)は、テキストや画像から3Dモデルを生成するAIツールです。この記事では、Meshyの公式サイト(料金ページを含む)、ヘルプセンター、利用規約、APIドキュメントを2026年10月4日(UTC)に確認した内容をもとに、機能、料金、ライセンス、向き不向きを整理します。
Meshyとは
Meshyは、米国のMeshy LLCが提供するAI 3D生成サービスです。公式サイトでは、テキストや画像を1分以内に3Dモデルへ変換するツールと紹介されています。ブラウザで使うWebアプリのほか、API、BlenderやUnityなどのプラグイン、スマートフォンアプリも用意されています(Meshy公式サイト)。
生成に使うAIモデルには世代があります。ヘルプセンターのモデル比較記事は、タイトルではMeshy 7.1、Meshy 6、Meshy 6 Liteの3つを比較するとしていますが、本文や表、クレジット消費量のページ、公式サイトでは「Meshy 7」と表記されています。APIドキュメントでは「meshy-7」が非推奨となり、「meshy-7.1」を使うよう案内されています(Text to 3D API)。両者が名称の違いだけなのか別のバージョンなのかは明記されていないため、この記事ではヘルプセンターの表記に合わせて「Meshy 7」と書きます。なお、同記事によると、Meshy 7はText to 3Dには提供されず、テキストからMeshy 7を使う場合は3D Agentを利用するよう案内されています(Meshyのモデル比較)。ただし、APIドキュメントでは、Text to 3D APIでも「meshy-7.1」を指定できるとされています。
主な機能
公式サイトとヘルプセンターで確認できた主な機能は次のとおりです(機能一覧、画面構成、AI Auto Rigging、公式サイト)。
- Text to 3D:テキストの説明から3Dモデルを生成
- Image to 3D:写真、スケッチ、コンセプトアートなどの画像から3Dモデルを生成(Meshy 7では複数視点の画像を使うMulti-viewにも対応。プラン比較記事によると無料プランでは利用不可)
- AIテクスチャ:アップロードした3Dモデルや生成したモデルに、テキストまたは画像の指示でテクスチャを生成。PBRマップ(albedo、normal、metallic、roughness)にも対応
- RemeshとUV展開:ポリゴン数の削減やトポロジーの整理、UVマップの自動生成
- オートリギングとアニメーション:人型(ヒューマノイド)や四足歩行のキャラクターに、スケルトンとスキンウェイトを自動で設定。公式サイトでは600以上のモーションプリセットがあるとされていますが、プラン比較記事では無料プランで使えるのは20種類です
- 3Dプリント向け機能:印刷適性のチェックと修復、パーツへの自動分割、マルチカラー印刷
書き出し形式は、ヘルプセンターによるとFBX、OBJ、USDZ、GLB、STL、BLEND、3MFなどです。アップロードできる形式はFBX、OBJ、STL、glTF、GLBで、1ファイルあたり100MBまでとされています(対応ファイル形式)。
料金とクレジットの仕組み
課金単位は「クレジット」
Meshyでは、モデル生成やテクスチャ生成などのタスクごとにクレジットを消費します。ヘルプセンターによると、Webアプリでの主な消費量は次のとおりで、どのプランでも同じです(タスク別のクレジット消費量)。
- Image to 3D/Text to 3Dのモデル生成:Meshy 7で25(Meshy 7はImage to 3Dのみ)、Meshy 6で20、Meshy 6 Liteで10クレジット
- テクスチャ生成:2K/4Kで10、8Kで15クレジット
- 印刷適性の修復、自動分割:各10クレジット
- Smart-Rig(リギング):0クレジット。Text to motionは3クレジット
テクスチャ生成はモデル生成とは独立したステップで、別途クレジットを消費します(Text to 3Dの使い方)。消費量のページには、表示値は参考であり、最新の消費量はWebアプリ上の表示で確認するよう注記があります。タスクが失敗した場合はクレジットが返却されると説明されています。
個人向けプランの料金
公式料金ページに2026年10月4日(UTC)時点で表示されていた内容は次のとおりです(料金ページ)。確認時は最初に日本円で表示されたため、通貨を米ドルに切り替えて確認しました。円建ての金額は確認していません。
- Free:0ドル、月100クレジット、同時に処理できるタスクは1件、優先度は低
- Pro:月払いの通常価格は月20ドル、月1,000クレジット
- Premium:月払いの通常価格は月40ドル、月3,000クレジット
- Ultra:月払いの通常価格は月100ドル、月8,000クレジット
ヘルプセンターのプラン比較記事では、待機できるタスク数(キュー)をFree 1件、Pro 10件、Premium 30件、Ultra 100件としています(プラン比較)。
料金ページには、新規ユーザー向けの割引も表示されていました。月払いは「初月50%オフ」で、初月の金額はPro 10ドル、Premium 20ドル、Ultra 50ドルです。年払いは「新規ユーザー20%オフ」で、1年目の支払額はPro 192ドル(月あたり16ドル相当)、Premium 384ドル(同32ドル相当)、Ultra 960ドル(同80ドル相当)と表示されていました。いずれも新規ユーザー向けの割引価格で、通常価格ではありません。割引の内容や対象条件は変わる可能性があり、個人向けプランを年払いで更新する際の金額は確認できていません。
チーム向けプラン
チーム向けのStudioは、1席の既定構成で月払いの通常価格が月70ドルと表示されており、チームで共有する月5,500クレジットが含まれます。席数の欄には1席あたり月10ドルの表記もありますが、1席の場合の合計は70ドルと表示されており、そこへさらに10ドルが加わるわけではありません。新規ユーザーの初月は35ドルです。年払いでは、1年目が672ドル(月あたり56ドル相当)、2年目以降の更新は年840ドルと明記されていました。より大規模な利用向けのEnterpriseは個別見積もりです。
利用規約では、料金は米ドル建てで、税金は含まれないとされています(利用規約)。税込みの最終金額や地域による違いは確認していないため、契約前に決済画面で確認してください。
クレジットの繰り越しと追加購入
プランに含まれる月間クレジットは毎月リセットされ、翌月には繰り越せません(利用規約第2.10条)。追加で購入したクレジットについては、料金ページのFAQでは、購入分などの永続クレジット(permanent credits)は失効しないと説明されています。一方、利用規約第2.10条では、追加クレジットは購入日から最長1年間利用でき、その後は未使用分が自動的に失効すると定められています。説明が食い違っているため、購入前にサポートへ確認することをおすすめします。
返金は原則として行わず、例外はサポートへの申請を受けて個別に判断すると、料金ページのFAQで説明されています(料金ページ)。
無料プランの制限
ヘルプセンターの無料プラン解説によると、無料プランには毎月1日00:00(UTC)に100クレジットが付与されます。APIは利用できず、Webアプリのみの利用です(無料プランの内容)。
特に注意したいのはダウンロードです。料金ページのプラン比較表では、無料プランでダウンロードできるのはMeshy 6 Liteで生成したモデルを月10件までと表示されています。無料プラン解説(2026年8月31日付)も同じ内容で、Meshy 6やMeshy 7で生成したモデルのダウンロードには有料プランが必要と説明しています。ただし、ヘルプセンターのプラン比較記事(2026年8月27日付)には、無料プランではダウンロードできないとする記述が残っています。無料で試す場合は、生成前に料金ページの最新の表示を確認してください。
商用利用とライセンス
生成物の権利は、無料プランと有料プランで大きく異なります。
- 無料プラン:利用規約上、生成物の権利はMeshyが保有し、Meshyへの適切な帰属表示(クレジット表記)を条件に、CC BY 4.0ライセンスで利用者に提供されます。料金ページの比較表にも、帰属表示つきのCC BY 4.0と表示されています。ヘルプセンターでは、帰属表示をすれば商用利用も可能と説明されています(商用利用について)。
- 有料プラン:利用規約では、適用法の範囲内で利用者が生成物を所有するとされ、非公開にする選択肢もあります。ヘルプセンターでは、他者の著作権を侵害する素材を使っていないこと、Meshyコミュニティに公開していないことを条件に挙げています(生成モデルの所有権)。
このほか、利用規約で確認しておきたい点は次のとおりです。
- コミュニティページに公開した生成モデルは、CC0(パブリックドメイン相当)で公開されます。
- 生成物にはAI生成であることを示すメタデータや電子透かしが含まれる場合があり、利用者が削除・改変することは禁止されています。
- Enterprise以外の利用者の入力と生成物は、注文書(Order)で別途合意しない限り、サービスの学習、検証、改善などに使われる可能性があると規定されています(第2.9条)。一方、料金ページのFAQには、Webアプリのデータについて「同意なく学習に使わない」との記述もあり、両者の関係は明確ではありません。機密性の高い素材を扱う場合は事前に確認してください。
- Enterprise以外の利用者がAPIで生成した出力は、生成から3日後に削除されると規定されています(第2.5条)。APIドキュメントのAsset Retentionでも、APIで生成したモデルの保持期間は最大3日とされています。一方、料金ページのStudioのカードには、APIアセットの保持期間を14日間とする表示があり、規約との関係は明記されていません。
日本語での利用について
UIについては、日本語を含む11言語に対応しており、画面右上のアバターから表示言語を切り替えられるとヘルプセンターで説明されています(対応言語)。公式サイトとヘルプセンターにも日本語版があります。ただし、ヘルプ記事の中には日本語版が用意されていないものもあります。
一方、日本語のプロンプトで生成できるか、英語と比べて結果に差が出るかについては、今回確認した公式ページには記載がありませんでした。APIドキュメントでも、プロンプトの上限が800文字と記載されているだけで、対応言語には触れていません。なお、ヘルプセンターでは、Text to 3Dの結果が狙いどおりにならない場合の方法として、Meshy内でAI画像を作ってからImage to 3Dに渡す流れを紹介しています(Text to 3Dの使い方)。編集部としては、言語の影響を受けにくい画像からの生成や、この流れを中心に検討するのも一案と考えます。ただし、公式に日本語向けとして案内されている方法ではありません。
向いている用途・向いていない用途
以下は、公式情報で確認した仕様にもとづく編集部の見立てです。
向いていると考えられるケースは次のとおりです。
- ゲームや映像のプロトタイプで、仮のキャラクターや小物を短時間でそろえたいケース
- 3Dプリントの試作で、STLや3MFで書き出してスライサーに渡したいケース
- リギングやアニメーションまで1つのツールで試したいケース
- 自社のアプリやパイプラインにAPIで3D生成を組み込みたいケース(有料プランが前提)
向いていない可能性があるケースは次のとおりです。
- 寸法の正確さが求められる工業設計や、CADデータが必要な用途
- 無料プランのまま、帰属表示なしで商用利用したいケース
- 機密性の高い製品画像などを、学習利用の条件を確認しないまま入力するケース
- 顔の細かい表情リグが必要なケース(公式サイトでも、顔のリグは手作業が必要と説明されています)
ワークフロー例(説明用・未検証)
以下は仕組みを説明するための例です。消費クレジットは、ヘルプセンターに記載された参考値です。
ECサイト向けに、自社商品の写真から3Dプレビュー用のモデルと、展示会用の3Dプリント試作品を作る流れを考えます。
- 商品写真を用意し、Image to 3DでMeshy 6を選んでモデルを生成する(20クレジット)
- 形状を確認し、2K/4Kのテクスチャを生成する(10クレジット)
- Web表示用にGLB、iOSのAR表示用にUSDZで書き出す
- 3Dプリント用には印刷適性をチェックし、必要に応じて修復したうえで(修復は10クレジット。チェック自体の消費量はWeb版の表に記載なし)、STLまたは3MFで書き出す
この流れでは、修復まで行うと、表に記載のある消費量だけで1点あたり40クレジットになる計算です(印刷適性チェックの消費量は含みません)。無料プランでは月100クレジットしかなく、ダウンロードできるのはMeshy 6 Liteのモデルに限られるため、この例のようにMeshy 6を使うなら有料プランが前提になります。また、元の写真の権利が自社にあることを事前に確認しておく必要があります。
Tripo AIなどとの選び方
AIで3Dモデルを生成するサービスは、MeshyのほかにTripo AIなどがあります。料金体系や仕様はサービスごとに異なり、頻繁に更新されるため、この記事では他社の数値は比較せず、選ぶ際の観点を挙げます。
- 生成物のライセンス:無料プランでの権利の扱いと、有料プランで非公開・所有にできるか
- 無料プランでのダウンロード可否と、利用できるモデルの世代
- クレジットの消費量と、追加クレジットの有効期限
- 必要な書き出し形式(GLB、FBX、USDZ、STL、3MFなど)と、使うゲームエンジンやスライサーとの連携
- リギング、Remesh、3Dプリント修復など後工程の機能の有無
- APIの有無、料金、生成物の保持期間
- 入力データの学習利用に関する規約
同じ写真や説明文を使って複数のサービスを無料枠の範囲で試し、上記の条件を各社の最新の公式ページで比べるのが確実です。Meshyの概要はMeshyの紹介ページでも確認できます。
よくある質問
Meshyは無料で使えますか?
無料プランがあり、毎月100クレジットが付与されます。ただし、料金ページの表示では、ダウンロードできるのはMeshy 6 Liteで生成したモデルを月10件までです。また、生成物はCC BY 4.0での提供となるため、商用利用にはMeshyの帰属表示が必要です。
有料プランはいくらからですか?
2026年10月4日(UTC)時点の料金ページに表示されていた有料の個人向けプランでは、Proが最も安く、月払いの通常価格は月20ドルでした。新規ユーザーは月払いの初月が50%オフ(Proは10ドル)、年払いの1年目が20%オフ(Proは年192ドル)と表示されていましたが、これは割引価格で、内容は変わる可能性があります。税金は含まれないため、最終的な金額は決済画面で確認してください(料金ページ)。
生成したモデルを販売できますか?
料金ページのFAQでは、有料プランで作成したモデルは配布・販売できると説明されています(料金ページ)。ただし、ヘルプセンターでは、他者の著作権を侵害する素材を使っていないことが前提とされています(生成モデルの所有権)。無料プランでも販売は可能とされていますが、販売ページの説明文などでMeshyの帰属表示(クレジット表記)が求められます。
APIはWebアプリのプランとは別料金ですか?
APIは有料プランで利用でき、無料プランでは使えません。APIドキュメントによると、APIはプリペイド式のクレジット制で、リクエストの前にサブスクリプション設定からAPI用のクレジットを購入するよう案内されています。タスクごとの消費量も、Webアプリとは別の表で定められています(API料金)。プランに含まれる月間クレジットをAPIで使えるかどうかは、確認した公式ページでは明記されていませんでした。Webアプリの費用を見積もる際に、APIの消費量を当てはめないよう注意してください。
確認日と出典
この記事の情報は、2026年10月4日(UTC)に以下の公式ページで確認しました。料金や仕様は変更される可能性があるため、利用前に最新の情報を確認してください。
- Meshy 公式サイト
- Meshy 公式サイト(日本語版)
- Meshy 公式料金ページ
- Meshy 利用規約
- Meshy AI Auto Rigging
- Meshy Help Center:プラン比較
- Meshy Help Center:無料プランの内容
- Meshy Help Center:タスク別のクレジット消費量
- Meshy Help Center:APIタスクのクレジット消費量
- Meshy Help Center:モデル比較(Meshy 7.1/6/6 Lite)
- Meshy Help Center:生成モデルの所有権
- Meshy Help Center:商用利用について
- Meshy Help Center:対応ファイル形式
- Meshy Help Center:機能一覧
- Meshy Help Center:Text to 3Dの使い方
- Meshy Help Center:画面構成
- Meshy Help Center:対応言語
- Meshy Help Center(日本語版)
- Meshy Docs:API概要
- Meshy Docs:API料金
- Meshy Docs:Text to 3D API
- Meshy Docs:API Asset Retention
- Tripo AI 公式サイト
